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予想外の小説の方面

 そうして偶然にも予想外の小説の方面に進出し、まあ、相当の成功を見るようになったのは、社中の誰も彼もが皆んな一奇とするところであったが、その辺のことも書けば長いから略するとして、さて、大菩薩峠を右のような年月に於て始めて発表したのであるが、作の著手といえばもっと古いのだが発表は右の通り、余が二十九歳...

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大菩薩峠新聞掲載史

 とは云え、この悲壮なる我々の健闘が決して悲愴なる結果をのみ生むものでは無く、前人の未だ曾《かつ》て夢想しなかったほどの大果報もおのずからその間に生れて来ないとも限らないのである。[#ここから2字下げ]中里生|曰《いわ》くこの「生前身後」のことは最初から小生の心覚えを忙がしい中で走り書をしてい...

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大菩薩峠の威力

 然しこの円本時代というものは出版者及び文学者に大きな投機心と成金とを与えたけれども、その功過というものはまだ解決しきれない問題として今日に残されている。 然し、円本時代が去ったとはいえ大菩薩峠の威力はなかなか衰えなかった、他の出版物は下火になってもこれのみは衰えないのである、そうして春秋社と著者...

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