大菩薩峠を出版したいがどうだろうという話

 とにかくそういう風にして第一冊第二冊は手製第三冊以下は自由活版所でたしか第十冊「市中騒動の巻」あたりまで進行させて行った処へ或日のことYMDC君がやって来て、春秋社がトルストイ全集で大いに当てた、更に多方面の出版に乗り出したい、就ては大菩薩峠を出版したいがどうだろうという話であった、自分としては最...

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第二冊目の「鈴鹿山の巻」

 と云ったのを覚えている。 とにかくそういうようなわけで紙型屋を失望せしめる能率であるから遂に紙型なしで一冊をやり上げてしまって、それから第二冊目の「鈴鹿山の巻」に取りかかったのである。 この巻は前の巻よりも紙数は少なかったが、兎に角同様にして一切合切手塩にかけてやり通した事は前と変りがない。...

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美濃全紙面

 まずあの手引の古機械は美濃版がかかることになっているが、むろん美濃全紙面を印刷面にするわけには行かない、天地左右をあけて四六版の小型に組めば四面だけはかかることになっている、そこで一台に四頁を組みつけてそうして機械|漉《す》きの美濃半紙を一〆《ひとしめ》ずつ買って来てはそれにかけて甲源一刀流の巻の...

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