第二冊目の「鈴鹿山の巻」

 と云ったのを覚えている。 とにかくそういうようなわけで紙型屋を失望せしめる能率であるから遂に紙型なしで一冊をやり上げてしまって、それから第二冊目の「鈴鹿山の巻」に取りかかったのである。 この巻は前の巻よりも紙数は少なかったが、兎に角同様にして一切合切手塩にかけてやり通した事は前と変りがない。...

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美濃全紙面

 まずあの手引の古機械は美濃版がかかることになっているが、むろん美濃全紙面を印刷面にするわけには行かない、天地左右をあけて四六版の小型に組めば四面だけはかかることになっている、そこで一台に四頁を組みつけてそうして機械|漉《す》きの美濃半紙を一〆《ひとしめ》ずつ買って来てはそれにかけて甲源一刀流の巻の...

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渋沢栄一翁の姿

 渋沢栄一翁の姿は時々見かけた、固《もと》よりこれも親しくは何の交渉も無いけれど、後にその令息の一人秀雄氏と帝劇の関係で知り合いになってから渋沢一家が大菩薩峠の熱心な愛読者であるということを聞いていた、老子爵も都新聞に連載時代から愛読して居られたような形蹟がある、これはまだ歴史の人ではないが岩崎小弥...

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